耐震コラム
大地震から無料(タダ)で命を守る方法
震度6強、震度7クラスの大地震では立っていることも出来ず、耐震性の低い木造住宅は数秒で倒壊してしまう。
そして、逃げることも困難になる。
では、平成12年6月以前の「旧耐震基準」「新耐震基準」の住宅に、お住まいのあなたが耐震補強をしないで、大地震から命を守るにはどうすればいいのでしょうか。
ご覧いただいたように、補強無し≒耐震性の低い住宅は、大地震の際、数秒で1階が倒壊してしまいますが、2階は外壁の剥落など、損傷はあるものの、躯体(柱や梁などの骨格材)は、ほぼそのままの姿で残っています。
阪神淡路大震災、熊本地震で倒壊してしまった家屋のほとんどが、1階が壊れ、2階がその壊れた1階に乗っかるかたちで姿を留めていることは、あなたもTV等の画像を見てご存知だと思います。
阪神淡路大震災で多くの方がお亡くなりになってしまった原因は、およそ80%が家屋倒壊による圧死と報告されています。(火災被害除く)
早朝の5時46分ですから就寝中の方も多かったのではないでしょうか。
「2階でおやすみになっていたなら・・・」と大変悔やまれます。
2階で寝る
あなたなら、もうお分かりいただけたと思います。
そうです 「2階で寝る」 ことです。
大地震が寝ている間に起こるとは限りませんが、寝室は家の中で過ごす時間が最も長く、その上、眠っている間は無防備です。
2階で寝ることが難しかったり、1階が倒壊して住めなくなることを考えると、不安は残ります。
絶対安全・安心だとはいえませんが、「命を守る」ことを最優先に考えると、「2階で寝る」ことが無料(タダ)で出来る最良の方法です。
大地震はいつ起こるかわかりません。
今夜からでも「2階で寝て」あなたのそして家族の命を守ってください。
家具の転倒防止も忘れずに・・・
不安の無い安心な暮らしのために、耐震補強もご検討ください。