『耐震』診断の不安と疑問
『耐震』診断についての不安と疑問
耐震診断とは
耐震診断は何をするの?
住宅の設計図面と診断士による《一般診断法》に基づいて実施します。
※建物の状況等により、精密診断法にて行う場合もあります。
お家の大きさや床下・小屋裏の有無によっても変わりますが、診断にかかる時間は2~3時間程です。
床下・小屋裏・室内外を、確認させて頂きながら廻ります。
その間、お客様にはご不便をお掛けしてしまいますが、一所懸命診断の方を進めさせて頂いております。
□ 間取りの確認
お家の中は可能な限り、1部屋1部屋見させて頂いております。
間取りや柱の位置などを確認し、窓・ドア等の開口部の寸法を測り、写真を撮らせて頂きながら廻ります。
補強後の復旧のため、床・壁・天井は何で仕上げてあるのかを確認します。
レーザーレベルを使って建物の水平・垂直などを確認します。
□ 外廻りの確認
屋根仕様・外壁仕様や老朽度を確認し、外壁や基礎のクラック(ひび)の確認をします。
□ 小屋裏の確認
小屋裏への進入口がある場合は小屋裏に入って確認をします。
押入の天井や、ユニットバスの点検口から覗ける場合があります。
筋交いや金物の確認、壁に使われている材料、火打ちや雨漏りが無いかを確認します。
□ 床下の確認
床下への進入口がある場合は床下に潜って確認をします。
進入口は台所の床下収納庫や、和室の畳をあげると入れる場所があったりします。
基礎の位置を確認します。基礎が無い部分での補強はできないので重要です。
鉄筋の有無、筋交いや金物の確認、壁に使われている材料、床高や湿気などシロアリや腐朽箇所が無いかを確認します。
コンクリートテストハンマーを使って基礎の圧縮強度を測定します。
□ 調べるポイント
地盤・基礎・壁バランス(建物の形・壁の配置)・壁の量(筋交い・壁の割合)・老朽度
※決して図面だけによる簡易的な診断は行ないません。
耐震診断を実施する時のミラクル道具
コンクリートテストハンマー
コンクリートの圧縮強度を測定する道具です。
コンクリートに打撃を与え、返ってきた衝撃により強度を推定することができます。
デジタル探知機/鉄筋探知機
壁に当てて、壁の裏に木材・鉄筋があるのかを確認することができます。
基礎の鉄筋の有無を確認することができます。
レーザーレベル
建物の水平・垂直などがわかります。
レーザー距離計
レーザーで間取りや開口部の寸法を測定します。
メジャー・スケール
柱や土台などの構造体、間取り等のありとあらゆるを測ります。
懐中電灯
床下や小屋裏で大活躍です。
詳しくは「画像でわかる耐震診断・・・現地調査編」をご覧ください。
耐震診断の流れ
耐震診断の手順は?診断時間は?
耐震診断の大まかな流れ
日時の決定・訪問
日程・時間など、お客様のご都合に合わせてお伺いしています。
耐震診断 ※約2~3時間
専門の技術を持った耐震診断技術者がお伺いして、基礎・地盤の状態、壁の位置、筋交いの有無、老朽度などを調査します。
詳細な診断
調査データを基にコンピューターによる耐震力計算を行い、診断書を作成します。
診断書にある補強案を実施した場合の工事見積書を作成します。
ご報告
作成した診断書と工事見積書にて結果報告をさせていただきます。
診断にかかる時間は、約2~3時間程度です。
※お家の大きさなどによって診断の時間が変わることがあります。
※診断をする建物の平面図をご用意いただけるとスムーズです。
対象の物件
どんな家でも診断するの?
平成12年5月以前に建てられた、木造住宅の在来工法(軸組工法)の3階建てまでの、お家が対象となります。
上記以外のお家でも、ご自宅で不安だと感じている方、真剣に耐震補強をされたいという方であれば無料で耐震をさせていただきます。
-対象外の物件-
□ 2×4(ツーバイフォー)住宅の場合
2×4住宅は、床・壁・天井の6面体を一単位として空間を構成し、各面は軸組材と面材が一体化した強固な“版”で形成されています。
この6 面全体で揺れ抑えると共に、力を各所に分散して揺れをバランスよく吸収するので、優れた耐震性を実現しているのです。
2×4住宅は法律で構造について厳しく定められている為に耐久性は強いのですが、その分設計の自由度が低くなってしまうという欠点があります。お問い合わせください。
□ 木造在来工法3階建て住宅の場合
3階建て住宅には、簡易構造計算が義務付けられており、基本的に性能が担保されています。
また、接合部の金物も多用されている為、比較的耐震性の良いものとなっていますが、建売住宅で既存不適格の建物や、揺れが大きく不安に思われている場合はお問い合わせください。
□ 伝統工法住宅の場合
伝統工法は耐震構造ではなく、貫が揺れを受け流し、伝統の仕口・継手により粘り強く架構を安定させる免震構造であり、この耐震診断方法では正しく判断することができません。
□ ご鉄骨造・鉄筋コンクリート造の場合
どちらも建築設計時に、必ず構造計算を行なうよう義務付けられています。
必ず構造計算書は保管して、増改築や点検の際に再確認できるようにしてください。
□ 混構造の場合
鉄筋コンクリート造と木造など異種の構造を組み合わせたものをいいます。
構造が違うと建物の揺れが大きく変わりますので、局部的に大きな力が加わることが考えられます。
また、平面的混構造と立体的混構造とで異なります。
立面的な混構造の木造部分は対象となりますのでお問い合わせください。
耐震診断者
耐震診断は誰が来るの?
私たちが耐震診断をさせていただきます。
東京都木造住宅耐震診断技術者証
東京都木造住宅耐震診断事務所登録制度の指定登録機関である、㈶東京都防災・建築まちづくりセンターの実施する講習会・修了考査で木造住宅の耐震診断及び補強設計の業務について一定水準の技術があると認められる建築士です。
受講資格は、一級・二級・木造建築士・もしくは7年以上木造建築工事業に従事していると会社が認めた者となっていて、3年に1回の更新が義務付けられています。
ですのでお住まいの事で気になる事などありましたら、耐震診断の際にご相談ください。
東京都木造住宅耐震診断事務所登録証
木造住宅の耐震診断と補強設計について都民が信頼できる業者の情報を提供し、安心して木造住宅の耐震化に取り組んでいただく事を目的として、東京都が木造住宅耐震診断事務所登録制度を平成18年度から開始しました。
その指定登録機関である㈶東京都防災・建築まちづくりセンターの実施する、講習会・終了考査で木造住宅の耐震診断及び補強設計の業務について、一定水準の技術があると認められる建築士をいいます。
診断結果
耐震診断の結果が悪いとどうするの?
耐震結果は、評点によって
「倒壊しない」
「一応倒壊しない」
「倒壊する可能性がある」
「倒壊する可能性が高い」の、4段階に表示されます。
更に各評価ポイントごとに、どこが悪かったのかをご理解頂ける内容になっています。
その上で、どのような対策を施せば良いか(※補強設計)、その為にはどの位費用がかかるのか、重要性が高くコストがかからないものから、ご予算に合わせてご提案させて頂きます。
※補強設計によって耐震補強の費用が増減します。
当社では、工務店ならではの木造構造に関する経験・知識・施工技術力を生かし、費用を抑えた合理的な補強をご提案いたします。
無料耐震診断
あなたは、大地震から大切な人・家族を守れますか?
数多くの住宅を耐震補強し、大地震でも倒壊せず、大切な家族を守るための入口となった「無料耐震診断」をご紹介します。
いつ起こるかわからない、今日起こるかもしれない大地震への恐怖。
倒壊の不安のある「我が家」で暮らすことは、誰も望んではいないはずです。
できれば、耐震補強で大地震に負けない家にして、安心して暮らしたいのが本音ではないでしょうか。
そうは言っても・・・
「お金が掛かるから…」
「何をすれば、どうすればいい?…」
「めんどうそうだし…」
「倒壊の可能性はわが家だけじゃないし…」
「運に任せるしかないよ…」
「家が古いから、耐震しても無駄?」
「目の前のリフォーム優先…」
「耐震には関心がない…」等々・・・
耐震しない理由あるいは言い訳を並べてしまいます。
あなたはどうですか?
間違っているとは言いません。
でも・・・それでは何の解決もしません。
恐怖や不安は決して解消されません。
家族との幸せな暮らしも守れないのです。
大地震は容赦なく私たちを襲ってきます。
幸せな暮らしを一変させてしまうかもしれません。
わが家の倒壊によって、かけがえのない家族を失ってしまうかもしれません。
そこに、耐震しない理由・言い訳は通用しません。無意味です。
誰もが後悔はしたくありません。誰にも後悔してほしくありません。
耐震の目的は命を守ること
ご存知の通り「耐震」は、耐震性の弱い住宅を大地震でも倒壊しないよう強靭にすることですが、真の目的は、その倒壊を防ぎ「命を守る」ことにあります。
そのための最初に必要で重要なことが、現状の耐震性を正確・詳細に把握すること。
そう「耐震診断」です。
言い換えると「耐震診断」は「あなたとあなたの家族の命を守るため」に必要不可欠な「耐震の入口」であり、要なのです。
弊社では、その「耐震診断」を無料で行っております。
先述の、耐震しない理由を取り払い、より多くの方に耐震の重要性を理解していただくと同時に、そのハードルを下げたい。
大地震から家族を守る耐震を、身近なものにしていただきたいからです。
「無料耐震診断」は、そんな思いから始めました。
東京都が認定する木造住宅耐震診断事務所が行なう「無料耐震診断」
東京都が認定する木造住宅耐震診断事務所である弊社の経験豊富な建築士が行なう、公的制度(助成金、減税)に対応した詳細な診断です。
市区町村の行っている簡易耐震診断(机上で行なう耐震性チェック)ではなく、その後に建築士が有償で行なっている、現地調査を供なう耐震診断と同様のものです。
また、診断をして終わりではありません。
診断の結果、補強が必要となった場合の補強設計(補強案の計画)、その補強に基づく工事のお見積りまで無料で行ないます。
あなたに一切費用は掛かりません・・・完全無料です。
この診断の結果で補強工事をしなくてはいけない義務もありません。
工事の催促なども決していたしません。
安心して、お申し込みいただき、大地震への恐怖、不安を解消し、あなたとご家族が心から安心して暮らせる「我が家」を手に入れて下さい。
間取り図面が無くても結構です。
お部屋を片付ける必要もありません。
もちろん、あなたのご都合のよい日時を指定していただけます。