スタッフブログ
ペット共生のための耐震リフォーム
あなたが家族にできること『耐震補強』
- 家族想いの飼主さんへ -
もし、あなたが大切な家族である”ワンちゃん””ネコちゃん”と、一緒に暮しているなら考えたことはありませんか?
「もし大地震が来たら、この子達はどうなってしまうのだろうか?」
「万が一、家が倒壊してしまったら、自分はもちろん、この子達は…?」
運良くあなたもその子達も一緒に助かればいいのですが、もし、あなただけが助かったとしたら火事やサイレンの鳴りひびく中、あなたは彼らの無事を祈るだけ何もできません。
逃げてくれていることを祈るだけ・・・
考えたくないことですが、これはあの「阪神・淡路大震災」の時に実際にあった話です。
一緒に暮していた飼主さんにとっては、わが子を失うと同様、その悲しみは察しきれません。
国は阪神・淡路大震災を教訓として、耐震基準の見直しを行ない平成12年にこれまでの「新耐震基準(昭和56年施行)」を改正しました。
この時の新耐震基準が現在に至ります。
この新耐震基準では、震度6強~7程度の大規模地震に対して、ある程度の被害は許容するものの倒壊(崩壊)して人命に危害を及ぼすことのない程度の性能を有することを目標としています。
要は、現行の新耐震基準を満たしてあれば、「一応倒壊しない」ということです。
たとえ”一応”だとしても倒壊しないということは、大切な家族である”ワンちゃん””ネコちゃん”を連れて一緒に逃げられる。
離さないで居られるのです。
当然ですが、大地震に対して彼らは無力です。
何が起こったのかもわからず部屋の隅に逃げるのが精一杯です。
そんな彼ら、愛する家族を守るために耐震補強や家具の固定など、少しでも彼らが安全で居られる環境を作っておくことが…私達、飼主の役目ではないでしょうか。
あなたは、彼らに何をしてあげられますか?
あなたが家族にできること『リフォーム』
ここでは、愛するワンちゃん・ネコちゃんと同居するにあたり
彼らも、飼主さんも心地いい住まいづくりについてです。
3つのポイントについて、お話します。
- 床の安全性向上
- 共生の為の住環境の向上(人も彼らも快適に)
- お気に入りの場所を作る
1.床の安全性向上
すべる床はキケン!です
特にワンちゃん・・・ 肉球のまわりの毛が長くなっていたり、走ろうと足に力を入れた時は滑りやすくなります。
足腰の関節や筋肉に負担がかかってしまい、ケガや病気の原因にもなってしまうので、踏み込んでもすべりにくい床材に変えることをおすすめします。
表面にすべりにくい加工を施したフローリング変えたり、部分敷きのカーペット、マットを敷いたりすることですべることによる足腰の負担が軽減されます。
また、ネコちゃんのために引っかき傷に強く、汚れにくいフローリングもあります。
肉球周りの毛のお手入れも忘れずに!
2.共生のための住環境の向上(人も彼らも快適に)
お掃除がたいへん!
抜け毛、ヨダレ、おもらし、嘔吐…などでの床や壁の汚れは避けられませんが、放置してしまうとカビ・ダニの原因にもなりかねません。匂いも気になります。
お掃除で清潔な状態をキープするのは大変です。
そこで・・・そもそも汚れにくい壁や床に変えてみませんか?
ヨダレや汚れが付きにくく、ネコちゃんの引っかき傷に強い壁材、気になる匂いを軽減する優れた消臭機能を備えた壁材、水拭きに強いフローリング、部分洗いができるカーペット・マット、クッションフロアーなどに変えることでお掃除は グッと楽になります。
さらには、彼らにとっても、飼主さんにとっても居心地のいい住環境となるでしょう。
匂い対策のために、通風や換気も重要ですよ!
3.お気に入りの場所を作る
落ち着く場所がほしい!
自分専用の居場所があり、そこで落ち着いて過ごせるワンちゃんは、むだ吠えや粗相などの問題行動も少ないようです。
ネコちゃんは襲われる危険が少なく、安全に周りを見渡せる高い場所を好みます。
人と同じように、彼らにも自分だけの落ち着ける居場所が必要なんですね。
押入や収納の一部を彼ら専用のスペースに改修したり、ネコカフェのように壁にステップ(階段)付の棚を付けたり、いろいろとくふうして、彼らが落ち着くお気に入りの場所を作ってあげてください!
お互いの様子がそっとうかがえるよう、リビングなどの一角が良いでしょう!
彼らが頼れるのはあなただけです・・・