スタッフブログ

『2度の大地震でも住み続けられる!!』安心の”新・耐震改修法”

熊本地震以降・・・

「せっかく耐震補強しても繰り返しの地震だと倒壊してしまう?」
「耐震補強しても、どうせ住めなくなってしまう?」
「耐震にお金をかけても無駄?」・・・等々

耐震補強に対する不安や不信、あきらめの声が聞かれるようになりました。

もし、あなたが「大地震が起きたら我が家は心配だけど…どうせ耐震補強しても倒壊したり、住めなくなったり・・・」と思っているのであれば、ちょっと待って下さい!!!

その不安を無くし、あきらめなくていい方法があります。

「新・耐震改修法」なら従来の耐震改修コストで、その不安やあきらめを解消できます!!!

>>耐震補強について

1. 新耐震基準(1981年~2000年)の住宅でも2度目の大地震で倒壊する?

国道交通省の調査では、熊本地震で倒壊した木造住宅は297棟、そのうち前震で倒壊したのは35棟、本震で倒壊したのは262棟で、88.2%が2度目の本震で倒壊したことになります。

また、新耐震基準(1981年~2000年)で建てられた住宅のおよそ80棟が、2度の繰り返しの地震により「倒壊・崩壊」という結果も報告されています。

「耐震補強」は金物・ボルト・筋交い・構造用合板などを使って、強度だけで地震に抵抗します。
したがって一旦その強度を超えると、接合部が緩んだり、構造材が破断したり…

繰り返しの揺れにより強度を失い大きな被害を受ける場合があります。

特に、2000年以前の基準(新耐震基準)で建てられた木造住宅の場合、現在においては耐震性が十分とは言えず、倒壊する可能性が高くなってしまいます。

木耐協1の調査によると、1981年~2000年の間に建てられた住宅のうち8割超が大地震の際、倒壊する恐れがあるとされています。

さらには、2000年施工の新しい耐震基準も単発の地震には有効でも、その後も耐えることまで考慮されていません。
これは、大きな問題で、現行の耐震基準を満たしただけの新築の建物も同様なのです。

>>家が古いのにお金をかけるの無駄じゃないの?

2. 耐震補強だけでは住み続けられない?

それならば、現行の耐震基準(2000年以降~現在)で「震度6クラスの地震で倒壊しない」とされる「耐震等級3≒評点1.5」の補強をしたくなるところですが…

これを達成するのは容易ではありません。

既設の壁を強くするだけでなく、今まで窓や掃き出しだった開口部や、広い部屋の一部を耐力壁にする必要もでてきます。

大きなコストの支出と、開口部の減った住み辛さを抱えることにもなる上、繰り返しの地震では、やはり耐震性能が下がり、たとえ倒壊しないでも、そのままで住み続けられる保証はありません。

>>これだけはやっておきたい!自分で出来る地震対策

3. 2度の大地震でも倒れず、その後も暮らせる「新・耐震改修法」とは

在来軸組構造の実物大振動実験

そこで・・・・・・

繰り返しの地震でも効果を保ち、倒壊することなく、大地震後でも安心して暮らせる(多少の改修が必要となる可能性があります)制震テープの出番となります。

先述したように「耐震」は建物の強さで地震力に抵抗します。

「制震」は制振装置を建物に設置し、地震力・揺れのエネルギーを吸収し受け流す工法です。

制震装置で揺れのエネルギーを減らし、建物の損傷と変形を減らします。

したがって、繰り返しの揺れに強く、性能の低下も無いので、大地震の後もそれ以前と同じ暮らしを続けられます。

これは、現行の耐震基準を満たしただけの新築以上の性能といえます。

揺れを減らすには制震テープ工法がベスト

耐震耐震+制震

筋交い・面材等によって建物の強度を高め揺れに「耐える」工法耐震の強さに加え、地震力・揺れのエネルギーを吸収する装置で揺れを「制御する」工法

制震装置は、ゴムやアクリル樹脂製の緩衝材が内蔵されているダンパーや、車のショックアブソーバーなどで使われているオイルダンパーで揺れを吸収するタイプ、ここで紹介するテープ(粘弾性体)等、その特性や性能、設置数、価格も様々あります。

その中で、どれが耐震補強(既築の建物の構造や基礎強度、バランスなどを考慮した補強)に合い、優れた効果が得られるのか? 費用対効果はどうなのか?施工性はどうか?(工事費に影響)など・・・

信頼してお客様に提案できる「耐震装置」はどれなのか?

と、比較・検討した結果、弊社が選んだのは「制震テープ」という粘弾性体テープを使う方法です。

制震テープ施工例

地震の衝撃を吸収する不思議な物質=粘弾性体をテープ状にした「制震テープ」

これを、改修する壁の柱と面材の間に挟むことで、地震の揺れを吸収するだけでなく、面材を止める釘やビスが曲がったり・折れたり・抜けたりする現象も防止します。

これにより、大地震の本震だけでなく、その後度々襲ってくる余震に対しても、耐震性能を落としません。

したがって「大地震の後も、それまでと同じように暮らしていける性能」を、従来の耐震改修と変わらないコストで実現します。

先端テクノロジーが生み出した驚異の衝撃吸収物質「粘弾性体」
衝撃を熱エネルギーに変えて消してしまう不思議な物質

「粘弾性体」を両面テープ状に加工した「制震テープ」

開発元:防災科学技術研究所、東京大学、清水建設
製造元:アイディールブレーン株式会社

制震テープ工法がなぜ良いのか?

① 低コストであること
② 施工が容易≒工事費が安くできること
③ 信頼できる工法であること
④ 効果が実感できたこと

① 低コストであること

制震装置の主流であるダンパー式は、その特性などにより設置数の違いはありますが、コストの目安は、25~35坪程度の建物で30万~100万円(装置のみ)。

一方、テープ工法の価格は同面積程度、施工費も含めて10万~25万円程度(弊社価格)と、とにかく低コストで施工できます。

また、制震テープに認定された「強さ」の数値をプラスできるので、施工箇所数を耐震のみより若干減らすことができる上、高額な耐震パネルなどを使用しなくて済むので、バランスの良い補強設計次第では、従来の耐震改修と変わらないコストで制震性能を手に入れることができます。

さらに、もしあなたが、評点1.0(一応倒壊しない)より上の、評点1.25(長期優良住宅の技術基準-耐震等級2相当)や、評点1.5(倒壊しない)を望まれるなら、床と天井を壊さず壁を補強する場合に、耐震で耐力壁を増やしたりするよりも、制震テープで補強した方が低コストでそれが可能となります。

耐震で評点1.0に補強する際、同時に制震テープを貼っていけるので、新たに壁を壊したり、復旧したりする事が少なくて済むからです。

② 施工が容易≒工事費が安くできること

ほとんどのダンパー式制振装置が床と天井を壊さないと設置できません。

装置を設置することは簡単でも、床や天井を補修する必要があります。

テープ工法なら床・天井を壊さずに補強できる方法があります。

しかも、テープを貼るだけ!施工費も安くなります!

③ 信頼できる工法であること

「東京都の安価で信頼できる木造住宅の耐震改修工法・装置」として選定されています。

また、(財)日本建築防災協会の技術評価を取得しているため、各自治体の耐震補強・改修工事の助成金の対象となっている工法です。

④ 効果が実感できたこと

安価で信頼できる工法として、ぜひお客様に提案したい!

この工法を利用して、耐震補強に対する不安や不信を無くしていただきたい!

しかし、施工事例も少ない、効果もカタログからのもの…

どんなに試験データが優れ、お役所のお墨付きをいただいてるとは言え、これではお客様に安易に提案するべきではありません。

制震テープを使って耐震補強をし、効果を実感しました!!

そこで、私、鈴木の「自宅」の登場です。

・小間口の3階建て
・強度不足
・メンテナンス不足

震度3程度の地震・強風・階段の昇降でさえ揺れていました・・・

これこそ格好の餌食・・・ いや、モニター。

「自宅だから駄目でもいいかっ!笑」・・・ということでやってみました。

「耐震補強+制震テープ」耐震補強に制震性能をバランス良く合成、「耐震で地震力に耐え」、「制震で地震力を吸収」します。

「新・耐震改修法」です。

制震テープ工法は文字通り、合板、下地の埃を飛ばしてテープを貼るだけの簡単施工。

大工さんからは「こんなんで本当に効果あんの~~?」でしたが・・・

ところが、ところが、安心の神はすぐやってまいりました。 

〝揺れが激減〟したのです。

テレビを見ていて「地震情報 午後〇時〇分ごろ関東地方で地震がありました」「震度3 西東京市」とテロップが出ても「えっ!今地震あった?」「揺れ感じなかったね~」です。

強風で音はすごいのに揺れは感じない・・・

2階に居ても、3階でも階段の昇降も音だけで、以前のように揺れないのです。

制震テープが、地震力や揺れ・振動を吸収してくれていることが実感できます。

今や、揺れの不安を感じることなく満足度120%です。

「これならお客様に安価で信頼できる工法として自信をもって提案できる!」と確信しました。

4. それでも耐震が基本

耐震補強+制震テープ工法の、実力・効果をなんとなくでも分かって頂けたかと思います。

何度も言いますが、揺れが止まり、不安が無くなります。

非常に費用対策効果の高い優れた工法です。

ただし、この優れた性能・効果を有効に発揮させるには「耐震」が基本となります。

「耐震」+「制震」で耐震基準の100%を満たすのではなく、「耐震」で100%を満たし「制震」をプラスすることが大切です。

例えば「耐震70%」+「制震30%」=「性能が100%」となるように設計してしまうと、耐震性に掛かる負担が増えます。

大地震後は、耐震の性能低下が大きく(70%が15%程度に低下)なってしまい、制震の性能が保持されたまま30%あったとしても、合計が45%程度となり、2度目の大地震に耐えられない可能性が大きくなります。

一方、耐震で100%の性能を確保して、プラスとして制震性能を40%を上乗せすれば、耐震性能が(100%が60%程度)に下がっても、制震が有効に働き合計が100%残る計算となります。

これで、2度目の大地震に遭っても耐えられます。

わずかな補修で住み続けることも可能です。

また、制振装置(ダンパー)だけを、数少なく部分的に設置した場合、大地震によって一般壁が先に破損し、抵抗力を失った後、それまでの家全体の体力を数少ない制震壁だけで負担することになり、過大な応力が発生し、周辺の柱・梁を破損し、全体倒壊に至ってしまう可能性があります。

制震テープなら・・・100%の耐震性にバランス良く制震性をミックスさせることで、大きな効果が得られます。

いわゆる「相乗効果」です。

5. なぜ今耐震プラス制震テープ工法をお薦めするのか

弊社は、西東京市を中心として隣接地域も含め、300棟以上の耐震補強を、無料耐震診断より実施してまいりました。

昭和40年代築の住宅から平成15年築の住宅と、様々な年代に建てられた建物です。

「一応倒壊しない」=評点1.0以上とし、大地震が起っても、とにかく「倒壊せず逃げられる=人命を守る」を最優先に考えて、耐震補強に専念してまいりましたが、「倒壊しない」=評点1.5以上として、人命と同時に建物の損傷も少なくして「大地震後も我が家に住みたい」と言われるお客様もいらっしゃいました。

そういったご希望を実現するためには・・・しかも安価で実現するためには・・・と模索している中、あの熊本地震が起こりました。

新耐震基準で建てられた、多くの住宅が繰り返しの大きな揺れで倒壊してしまったのです。

これは「耐震」に携わる者として見逃すことのできない出来事でした。

たて続けに震度7クラスの大きな揺れ・・・想定をはるかに超えた大地震・・・未曾有の大地震です。

東京に首都直下型の大地震が起こると危惧されている今。

今、必要なことは何か? 

弊社にできることは何なのか?

人命を守り、お住まいを守り「安心」して暮らして頂くためには?

その答えが耐震補強+制震テープ。

そう「新・耐震改修法」です。

耐震補強で、大地震に負けない耐震性を確保しながら、制震テープで繰り返しの大地震の衝撃を性能が低下することなく吸収し、消失させる。

この工法で、あの熊本地震クラスの地震でも、たて続けの地震でも住み続けられるのです。

あなたのお住まいも従来の耐震改修コストで実現できます。

耐震に制震テープ工法をプラスした『新・耐震改修法』が大きな揺れ・振動・・・恐さ・不安を解消し、大地震でも “安心して暮らせる我が家”・“安眠できる家” をつくり、あなたの大切な家族・お住まい・財産を守り続けます。

いつ起きても不思議はないと言われている ”首都直下地震”はマグニチュード 7.3、震度7クラスの巨大地震

揺れによる建物の全壊(倒壊、甚だしい損壊など)が17万5000棟

建物倒壊などの死者が1万1000人と想定されています。

・・・大切な家族、お住まいを大地震からどう守りますか?・・・

  1. 日本木造住宅耐震補強事業者協同組合の略称
    日本最大の木造住宅の耐震に関わる事業者組合です。 ↩︎

耐震に関するお役立ち情報

INFORMATION

住宅

耐震の専門家が教えます!

耐震の不安解消Q&A