耐震コラム
中古住宅で耐震診断する意味とは?メリットや注意点を解説します
中古住宅で耐震診断を受けることにどんなメリットがあるかご存じですか。
耐震性の大切さは理解していても、耐震診断について詳しく知っている方は少ないかもしれません。
そこで今回は、中古住宅の耐震診断について詳しく解説します。
□中古住宅で耐震診断を利用するメリットとは?
地震が多い日本では、家の耐震性は気になるポイントですよね。
耐震診断を利用することでどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
*数値化された耐震性を知れる
耐震診断では、建物の主要構造部の仕様や劣化の程度から耐震性を算出します。
耐震性は数値で表されるため、分かりやすいでしょう。
そして算出された耐震性は、住宅の状態を判断する要素になります。
特に、中古住宅を新たに購入する場合に大きな判断材料になるでしょう。
一般的になってきた住宅診断は補修が必要な箇所をチェックするもので、耐震性までは確認できません。
そのため、耐震性を知るためには耐震診断が必要です。
*住宅ローンの控除が受けられる
住宅ローン控除とは、住宅ローンを利用して住宅を購入する際に受けられる税金の控除を指します。
本来この控除に該当する物件は、木造の住宅で築年数20年以下、鉄筋コンクリート造の住宅で築年数25年以下という条件を満たすもののみです。
しかしこの条件を満たしていなくても、新耐震基準に適合していることが証明されれば住宅ローン控除を受けられます。
そのため、中古住宅を購入される方には特に耐震診断が役立つでしょう。
□耐震診断の注意点を解説
耐震診断を利用するメリットをご紹介しましたが、どんな点に気を付けると良いでしょうか。
ここでは、主な注意点を3つご紹介します。
まず1つ目は、耐震診断を実施するために必要な資格を有している人に依頼することです。
診断には専門的な知識や技能が必要であるため、建築士であれば誰でもできるわけではありません。
2つ目は、工事の必要性を見極めることです。
耐震工事にあたって、耐震性とは関係ない工事を提案される場合があります。
そのため、工事のプランが耐震診断に基づいているかどうかをよく確認しましょう。
3つ目は、解体後に耐震計画を見直す必要がある可能性についてです。
事前に耐震診断してから補強工事を始めた場合でも、解体して初めて問題が発覚する場合があります。
もし工事中に何らかの問題点が見つかった場合は、工事の計画を変更する必要があるのでご注意ください。
そのため弊社では迅速な対応ができるよう、工事対応地域を限定させていただいております。
□まとめ
中古住宅において耐震診断することのメリットと注意点をご紹介しました。
地震に強い家に住むために、ぜひこの診断をご活用ください。
また、減税の対象となる条件についても押さえておきましょう。
当社は耐震診断を無料で行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。