耐震コラム
建物の揺れが激減!!耐震と制震を組み合わせて得られる効果とは?
あなたのご自宅は、大地震に耐えられますか?
地震への対策のためには、耐震補強を検討する方が多いですよね。
もちろん、耐震補強は大切ですが、それに制震を組み合わせることでより地震に強い住宅をつくれます。
そこで今回は、耐震と制震を組み合わせて得られる効果についてご紹介します。
□「耐震」、「免震」、「制震」について紹介
ここでは、「耐震」、「免震」、「制震」の違いについてご紹介します。
まず、耐震構造についてです。
耐震構造とは、建物の構造部分を強化して、地震の揺れに耐えられるようにした構造を指します。
構造部分とは、梁や壁、柱のことです。
次に、免震構造についてです。
免震構造とは、地震の力が建物に直接伝わらないような構造です。
具体的には、建物と基礎の接続部分に免震装置を入れて、建物に伝わる地震の力を弱めます。
そして、制震構造についてです。
制震構造とは、建物の構造部分に制震装置を設置し、地震の揺れを吸収させる構造です。
□当社の制震テープをご紹介
ここでは、上記でご紹介した耐震と制震を組み合わせる方法をご紹介します。
耐震と制震を組み合わせることで、耐震の強さに加え、地震力・揺れのエネルギーを吸収する装置で揺れを「制御する」工法が可能になります。
制震装置にはさまざまな種類がありますが、当社が用いているのは「制震テープ」です。
当社が制震テープを使う理由を4つご紹介します。
1つ目は、予算が抑えられることです。
具体的には、主流の制震装置であるダンバー式よりも、約4分の1から3分の1の費用で済みます。
補強設計次第で、低コストでありながらも確実な制震性能を手に入れられるのは嬉しいですよね。
2つ目は、施工が比較的簡単なことです。
ダンバー式と違い、床や天井を壊さずに補強できます。
テープを貼るだけなので、上記でご紹介したように施工費用も安くなります。
3つ目は、信頼できる工法であることです。
「東京都の安価で信頼できる木造住宅の耐震改修工法・装置」に選ばれているため、安心して利用していただける工法だと言えます。
4つ目は、効果が実感できることです。
皆様に安心して依頼していただくために、当社では実際の住宅に耐震補強と制震テープを組み合わせて施工し、効果を検証しました。
その結果、施工前と比べて揺れが激減したのです。
耐震構造に加え、制震テープを使って制震構造を強化すると良いことが理解していただけたかと思います。
ただし、制震テープの効果を発揮させるためには「耐震」が基本となります。
制震テープのみに頼るのではなく、耐震構造で耐震基準を十分に満たした上で、「より強い家」を実現するためのプラスアルファとして制震構造を強化しましょう。
□まとめ
本記事では、耐震と制震を組み合わせることで得られる効果についてご紹介しました。
耐震については聞いたことがあっても、制震について詳しい方は少ないかもしれません。
本記事を参考にして、当社が採用している制震テープや、それと耐震構造を組み合わせて得られる効果を少しでも理解していただければ幸いです。