耐震コラム
耐震リフォームの内容とは?一部分の耐震リフォームについても解説します!
いつ来てもおかしくない地震に備えて、住宅の耐震性を高めておくことは重要です。
築年数の経過により、住宅の耐震性が落ちている可能性もあるので、耐震リフォームを検討しておくと良いでしょう。
そこで今回は、耐震リフォーム内容や費用について解説します。
□耐震リフォームの種類について
耐震リフォームを行う場合、リフォームする箇所や内容によって費用にばらつきがあります。
以下では、具体的な耐震リフォームの種類について解説します。
1つ目は、「基礎耐震リフォーム」です。
基礎に鉄筋が入っていない住宅では、通常基礎コンクリートの脇に抱かせるようにして、鉄筋入りの基礎コンクリートの増設をします。
費用としては、40〜60万円程度かかります。
また、周囲の地盤がタイルや鉄筋コンクリートの場合、別で費用が必要な場合もあるので注意が必要です。
基礎表面に炭素繊維や鉄板を張り付けて補強する方法もあります。費用は15~40万円程度です。
2つ目は、「壁補強耐震リフォーム」です。
壁補強では、壁材を耐震用のものに置き換えたり、耐震性の高い部材を壁に入れたりします。
外壁側ではなく、内部から部材の設置をすると比較的安価に済ませられます。
費用としては、1箇所あたり7〜12万円程度かかります。
3つ目は、「柱・土台補強耐震リフォーム」です。
在来工法の場合は、組んだ木材同士の連結が地震の影響で崩れてしまう可能性があります。
そこで、柱や土台、梁を金具で連結することにより「ほぞ抜け」が起こることを防ぎます。
費用としては、1箇所あたり3千円程度かかります。(※内壁の解体・復旧費用は含まれません)
□部分的な耐震リフォームについて
耐震リフォームを家全体で行う場合、およそ150万円前後かかります。
また、費用相場については、住宅の築年数や劣化の進行度、床面積、希望するリフォーム内容によって異なるので注意が必要です。
一般的に築年数が10年増加するたびに、工事金額も上昇していく傾向にあります。
具体的には、耐震リフォームにかかる費用は約30万円ずつ増加していくので、かなりの違いがあることがわかるでしょう。
特に築30年以上の建物には注意が必要で、現在の耐震基準を満たしていない場合が多いため、費用も高額になる傾向にあります。
建物全体でなくとも、一部分の気になる箇所のみ耐震リフォームを行うことも可能です。
しかし、全体のバランスが崩れないように注意が必要なので覚えておきましょう。
□まとめ
今回は、耐震リフォームの内容とおおよその費用を解説しました。
リフォームについてわからないことがあれば、専門家に相談して考えていくことをおすすめします。
当社では、耐震診断や工事見積もり、全て無料で対応いたします。
西東京市・小平市・東久留米市周辺で耐震リフォームをする方は、当社にご相談ください。