耐震コラム

耐震等級とはどのようなもの?3つの区分について詳しく解説します!

「耐震等級とは何かを知りたい」
「耐震等級の値がどのくらいだと良いのか、調べ方を知りたい」
このようにお考えの方は多いでしょう。
そこで今回は、耐震等級とはどのようなものか、3つの区分について詳しく解説いたします。

□耐震等級について

耐震等級とは、どれくらい地震の揺れに強いかどうかを表す指標のことで、住宅の性能表示を定めた「品確法」に基づいて制定されています。
これは、1999年に法律と一般消費者向けに分かりやすくまとめられた制度が発表されました。

耐震等級は3段階で表され、数字が大きいほど耐震性能が高いということを表しています。
耐震性能が高いということは、建物が崩壊、倒壊しにくいという意味です。

また、免震、制震というよく似た言葉があります。
免震は地面からの建物の揺れを軽減し建物を守る性能のこと、制震は特殊なダンパーやテープで吸収し建物を守ろうとする性能のことです。

耐震性を計算する際に重要なのが、建物の重さ、地震や台風などに耐える耐力壁、耐力壁と耐震金物の位置関係、床の耐震性能の4つです。
耐震性を最大限に高めるため、バランスよく配置する必要があります。

□耐震等級の区分について

耐震等級が1の場合は、震度6強〜7の地震に対して崩壊や倒壊はしないという基準です。
これは建築基準法で定められている最低限の耐震基準と同等なので、現在建てられている建築物はすべて耐震等級1であるといえます。

耐震等級が2の場合は、耐震等級1の1.25倍の耐震性能であるといわれています。
具体的には、病院や学校などの公共施設と同じくらいの耐震性能です。

耐震等級が3の場合は、耐震等級1の1.5倍の耐震性能であるといわれています。
具体的には、警察署、消防署と同等の耐震性能です。

耐震性が高いことをアピールする宣伝方法として、耐震等級3相当という表し方があります。
耐震等級3と耐震等級3相当の違いは、専門機関の認定済みか認定を受けていないかという違いです。
細かい表現の違いを確認しておくと、誤解を未然に防ぐことができます。

しかし、専門用語が多すぎて良くわからないとお考えの方も多いのではないでしょうか。
当社では、設計、施工、管理を通してアフターケアにいたるまで自社一貫で行うためご安心ください。

□まとめ

今回は、耐震等級とは何か、3つの区分についてご紹介いたしました。
当社では、耐震診断、補強設計、工事見積まですべて無料で行っております。
西東京市、小平市、東久留米市周辺で耐震工事をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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