耐震コラム

地震に強いから耐震診断は必要ない?ツーバイフォー工法について解説します!

「耐震性が高い住宅に住みたい」
「地震に強い工法で建てたが、耐震診断は必要なのかどうかわからない」
このようにお考えの方は多いでしょう。
今回は、地震に強いツーバイフォー工法についての詳細と耐震診断の必要性について解説いたします。

□ツーバイフォー工法の耐震等級について

ツーバイフォー工法と呼ばれる工法は、耐震等級が最高の3に相当するほど地震に強いといわれています。
その理由は、四方が面に囲まれており、水平や鉛直からの圧力に強い耐力壁であること、接合金物の取付位置が最適なことに関係しています。

日本になじみのある在来工法の中心は柱で、面構造のツーバイフォー工法と比べると外的な力が一部分に集中しやすいといわれています。
ツーバイフォー工法の場合は、外的な圧力に対して6面全体で圧力を分散できるため、耐震性が高いです。

しかし、耐震性がある代わりに建物が堅く、室内に振動が伝わりやすいというデメリットがあります。
そのため、耐震性が高くても揺れを大きく感じる可能性が高いです。

内と外のバランスを考慮しながら住まいづくりを行いましょう。

□ツーバイフォー工法は耐震診断が必要ないのか

地震に強い住宅といわれていますが、築年数が古い建物の場合は施工方法がまだ確立されていないときに建てられた可能性があること、材質の選択ミスで腐りやすくなっていることがあります。

また、腐りやすい性質であるのにもかかわらず、気密性が高いつくりになっていたことから防水性が極端に低くなっている住宅が存在します。
そのため、雨漏りや水漏れが起きている場合は耐震診断を行いましょう。

当社の耐震調査では、平面図を用いて住まいの問題をくまなく調査します。
例えば、窓や内部建具などの寸法計測、壁と柱の位置チェック、床下調査、ハンマーを使った強度調査、屋根裏調査、壁下調査、建物の水平調査などの内部調査に加え、屋根や壁の状態を見る外部調査を行います。

これらの調査結果を総合的に判断し、壁量や耐力、壁の配置バランスを数値化し、耐震診断書を作成します。
診断結果は見やすいように、点数で評価されているのでご安心ください。

□まとめ

今回は、地震に強いといわれるツーバイフォー工法についての詳細と耐震工事の必要性について解説いたしました。
耐震診断後に補強工事が必要だとなった場合は、費用対効果を重視した見積を行います。
西東京市、小平市、東久留米市周辺で耐震診断をお考えの際はぜひお気軽にご相談ください。

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