耐震コラム

地震で家が倒壊する確率はどれくらい?倒壊しやすい家の特徴も解説します!

ここ最近の日本では、台風や地震などの大きな自然災害は増加傾向にあります。
自然災害による倒壊を防ぐためにも、耐震性に不安がある住宅は事前に対策することが重要です。
今回の記事では、地震で家が倒壊する確率や倒壊しやすい家の特徴について解説します。

□地震で家が倒壊する確率について

揺れによる建物の被害状況は、どのような造りをしているかによっても異なります。
以下では、木造・非木造に分け、震度と建物が倒壊する割合を割り出しながら解説します。
年代区分を「昭和36(1971)年以前」「昭和37(1972)〜56(1981)年」「昭和57(1982)年以降」の3つに分け、建物の倒壊率を見ていきます。

*鉄筋コンクリートや鉄骨造などの非木造住宅

文部科学省の研究チームによって被害想定された、都市直下型地震が起きた際の被害状況によれば、震度6強で昭和46年以前に建てられた家が倒壊する確率は「2.9%」、昭和47年〜56年に建てられた家では「2.6%」、昭和57年以降に建てられた家は「0.6%」です。
また、震度7では順に「19%」「15%」「4.6%」です。

非木造建物の倒壊率は、新耐震基準(昭和57年以降)によって建てられたものであれば、震度6強で0.6%でしたが、震度7強だと4.6%と7倍以上にもなっています。

*木造住宅

先ほどと同じ順に並べた場合、震度6強では「18%」「10%」「1%」となっています。
また、震度7では「80%」「60%」「15%」です。

新耐震基準によって建てられた住宅で、震度6強で1%以上、震度7では15%以上となっており、危険性がかなり上がっていることがわかるでしょう。
また、古い住宅で倒壊する確率を見ても、非木造住宅と比較するとかなり危険性が高いことが予想されます。

□倒壊しやすい家の特徴について

地震で倒壊を防ぐためには、まずどのような家が倒壊するのか、特徴を押さえておくと良いでしょう。
以下では、倒壊する確率の高い家の特徴について解説します。

まず、築年数が古い家です。
先ほどご紹介した「新耐震基準」を満たしていない、つまり1981年以前に建てられた家は、古い基準で立てられた家なので耐震性に不安がある可能性が高いです。
昔の耐震基準で建てられていたり、柱や壁が腐食していたりする場合は、特に注意が必要です。

次に、デザイン性を優先させた家です。
最近では、おしゃれな外観の家も多く見られますが、デザインを優先しすぎると倒壊のリスクを抱えた家になる可能性もあります。
耐震性とのバランスを考慮し、快適かつ安心して暮らせる家づくりを目指しましょう。

□まとめ

今回は、地震で家が倒壊する確率や倒壊やすい家の特徴について解説しました。
倒壊を防ぐためにも、耐震診断を依頼してリフォームをすることをオススメします。
西東京市・小平市・東久留米市周辺で耐震リフォームをお考えの方は、是非ご相談ください。
耐震診断や補強設計など、無料で実施しております。

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