耐震コラム
地震による二次災害を防ぐには?家具は固定して対策をしましょう!
地震が発生した際の二次災害に対して不安を持っている方も多くいらっしゃると思います。
建物が揺れることで、家具が転倒するととても危険です。
今回は、地震の際に家具がどのように倒れるのか、二次災害を防ぐ対策のポイントについて解説します。
ぜひ、参考にしてみてください。
□地震で家具がどのように倒れるのか
建物や家具、すべてのものには重心があります。
それぞれの重心の位置は奥行きや幅、高さ、重量によって決まります。
この重心が低いほど倒れにくくなりますが、家具のように床の上に置いただけのものは、置かれた状況によって倒れやすさは変わります。
建物が木造であるか鉄筋コンクリート造であるかどうかによっても揺れ方は異なります。
また、同じ建物でも高さによって揺れ方が変わります。
家具は建物の揺れ方、それぞれの家具の揺れ方、家具を置いた床材の種類などにより様々な動き方をします。
例えば、冷蔵庫やたんすなど背の高い家具は前後に揺れながら歩く、ロッキング移動という動きをします。
また、ロッキングを起こさないで床面を滑って移動するなど、置かれた条件によって動き方は様々です。
□地震での二次災害対策ポイントについて
1つ目は、家具をねじ止めすることです。
家具の転倒、落下、移動を防止するためには、ねじ止めを行いましょう。
L型金具で壁にねじ止めをすると、確実に防止できます。
もしねじ止めが難しい場合には、突っ張り棒と粘着マット、突っ張り棒とストッパー式を組み合わせると高い効果を期待できます。
2つ目は、キャスター付きの家具をロックすることです。
キャスターの付いた家具は、移動時以外にはロックをして定位置がある場合は床や壁をベルトでつなぎます。
普段は動かさないのであれば、ポール式器具や下皿を設置して固定しましょう。
3つ目は、いすやテーブルには滑り止めを付けることです。
背の低い家具であっても、いすやテーブルは移動防止の対策をしておく必要があります。
カーペットや粘着マットの場合は、滑り防止のマットを設置しましょう。
4つ目は、長周期地震動への対策をすることです。
長周期地震動は、大きくゆっくりとした揺れが続きます。
そこで、ウォーターサーバーや鑑賞用水槽など水が入ったもの、吊り下げ式照明に注意をしておきましょう。
□まとめ
家具は、建物の揺れ方や配置された環境によって様々な動きをします。
ご紹介したポイントを押さえて、二次災害の対策をしておきましょう。
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