耐震コラム

安心して住み続けるために!築60年の住宅を耐震リフォームする際のポイントを解説

自分が子どものころから長く暮らしてきた住宅には、特別な思いがありますよね。
これからも住み続けたいという方も多いのではないでしょうか。
しかし、築60年以上経過している建物には、耐震性の面で不安があります。
そこで今回は、これからも安心して住み続けるために、築60年以上の戸建てを耐震リフォームする際のポイントを解説します。

□築60年以上の戸建てをリフォームする際のポイントとは?

築60年以上の建物の最も大きな特徴は、旧耐震基準の下に建てられたという点です。
1956年以前の旧耐震基準下で建てられた建物は、耐力壁(筋交い等)が完全に不足しており、筋交いはボルト、かすがい、くぎで緊結という規定にとどまっている程度です。
耐力壁配置バランスも配慮はされておらず、接合部においては柱をかすがいでとめる程度です。
また、今のような耐震的な考えがあるとはいえない時代であるため、施工の面においても不安が残ります。

そんな築60年以上の戸建ては、大震災時の倒壊リスクが非常に高いといえます。
そのため、リフォームする際には、スケルトンリフォームによる本格的な耐震改修を強く推奨します。

□築60年住宅の耐震リフォームの費用相場と箇所選択について解説します!

*費用相場

先ほど解説したように、築60年以上の戸建てでは、本格的な耐震改修の必要があります。
そのため、耐震補強の費用で150万~300万円、内外装や設備工事などフルリフォームとなると1000万~2500万円程度の費用がかかるでしょう。
この費用を少しでも押さえたいという方は、減築リフォームという2階建てを平屋にしたり、住居の1部を削って小さく作り変えたりといった方法を取ることもおすすめです。

*選択箇所

まずは、住宅の「立地地盤」「基礎」「設備」を確認し、リフォームの可否を判断する必要があります。
60年以上前に建てられた住宅では、住宅建築に適していない地盤に建てられている可能性、基礎がきちんと造られていない可能性があるからです。

地盤条件や土地条件をクリアしていても、築60年以上の住宅では、補修すべき箇所が複数存在する場合がほとんどです。
耐震診断を行って住宅の現状を把握し、優先順位を立てた上でリフォームを行うことで、無駄のない住宅改修を実現しましょう。
基本的には外壁など外装を優先度高めにしつつ、まずはプロに見てもらうことをおすすめします。

□まとめ

今回は、築60年以上の戸建てを耐震リフォームする際のポイントを解説しました。
旧耐震基準下で建てられた建物は、耐震性の面で多くの不安が残ります。
耐震診断を行い、あなたの暮らしに合ったリフォームを実現しましょう。

当社は、無料で耐震診断を実施しております。
西東京市・小平市・東久留米市周辺で築60年以上の戸建てに住む方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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