耐震コラム
耐震診断の種類とは?耐震診断のやり方もご紹介します!
耐震診断を検討している方に向けて、今回は耐震診断の種類とその手順をご紹介します。
地震大国日本で安心して暮らすためには、耐震診断の知識は欠かせません。
耐震診断を行い、自分の住まいがどれだけ安全なのか、しっかりと把握してください。
□木造住宅の耐震診断の種類
木造の住宅に対する耐震診断は、誰でもできる簡易診断から専門家が行う一般診断、さらに精密な診断まで複数の方法があります。
1.簡易診断
平屋や2階建ての一戸建て木造住宅は「誰でもできるわが家の耐震診断」で診断できます。
建てた時期や傷み具合など10の問診に答えることで、簡単に診断できますが、おおまかな情報しか得られない点には注意が必要です。
2.一般診断法
一般診断法は「評点」と呼ばれる指標を使い、その点数によって建物の耐震性を評価する手法です。
壁や天井を剥がさずに現地調査を行い、図面を使用して診断します。
3.精密診断法
主に伝統工法で建てられた木造建物や歴史的建造物などに用いられます。
非常に高度な技術が必要で、専門家による詳細な調査が行われます。
□非木造住宅の耐震診断
非木造住宅の耐震診断は2つのステップで行われ、2つ目のステップには3つの種類があります。
1.予備調査
診断前に書面で建物の概要を把握し、診断計画を立てます。
設計図の有無や建物の構造、施行年、増改築の履歴などを調査します。
この段階は非常に重要で、後の診断の精度に影響を与えます。
2.現地調査
予備調査の後に行われるのが現地調査です。
一次診断、二次診断、三次診断のいずれかが行われます。
・一次診断
目視と実測による調査で、設計図や施工年から強度を割り出します。
この段階ではまだ詳細な調査は行われません。
・二次診断
断面寸法を計算し、コンクリートも採取して強度を調査します。
場合によっては壁の一部を剥がして詳細な調査が行われます。
地盤や敷地の状況も調査されます。
・三次診断
特殊構造の建物や高層建物など、一般的な住宅以外の建物を調査します。
非常に高度な計算と、詳細な調査が必要です。
□まとめ
耐震診断は、非木造建物と木造建物でそれぞれ異なる種類と手順があります。
さらに、その重要性も高く、地震大国日本での生活においては避けて通れないテーマです。
あなたもぜひ耐震診断を行い、より安全な住まいづくりを目指してください。
西東京市・小平市・東久留米市周辺で木造住宅の耐震リフォームをお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。
当社では木造住宅の耐震診断(一般診断法・精算法)を無料で行っています。