耐震コラム

床下の耐震工事とは?内容や工事が必要なタイミングをご紹介!

家を守るためには、見えない部分にも目を向けることが不可欠です。
特に地震が頻繁に発生する日本において、家の基礎はその安全性の要となります。

しかし、その重要性に気づかず、日々の生活に追われがちの方もいらっしゃるでしょう。
今回は、家の床下基礎の役割と、耐震工事や床下基礎補強の必要性についてご紹介します。

□耐震工事と床下基礎補強の必要性

*基礎の役割とその重要性

家を支える基礎は、ただのコンクリートの塊ではありません。
地震の揺れを受け止め、それを地面に逃がす役割を担っています。
この基礎が弱ると、家全体の安全性に直結する問題が生じます。
日々の生活で目にすることは少ない床下ですが、その重要性は家を守る上で決して見過ごせません。

*基礎補強工事の目的

床下基礎補強工事は、家の長期的な安全を保つために不可欠です。
時間とともに劣化するコンクリートを補修し、家全体の強度を維持することが目的です。
この工事によって、家族を守る堅牢な住まいを維持できます。

*基礎の種類と特徴

基礎には「布基礎」と「ベタ基礎」の2種類があります。
布基礎はコストが低い反面、ベタ基礎に比べると安定性に欠けることがあります。

一方、ベタ基礎は床下全体をしっかりと支えるため、安定性に優れ、シロアリの被害にも強いことがメリットです。

□床下基礎補強が必要になる状況と対処法

1.コンクリートの寿命と劣化のサイン

コンクリートの寿命は約30〜40年ですが、湿度の高い環境や乾燥しやすい環境では、その寿命は大幅に短縮される可能性があります。
劣化のサインとしては、ひび割れやコンクリートの爆裂現象が挙げられるでしょう。
これらは、家の安全性を著しく低下させるため、早期の対処が求められます。

2.中性化と鉄筋の腐食

コンクリートの中性化とは、鉄筋のサビを防げなくなることで、家全体の強度を低下させる原因となります。
この中性化による強度の低下は、見た目では判断が難しいため、定期的な点検が重要です。

3.旧基準の建物とシロアリ被害

1981年以前の建築基準では、基礎コンクリートに鉄筋が入っていないことがあり、これが現在の安全基準に比べて強度が低い原因となっています。
また、シロアリ被害は床下の見えない部分で進行し、家全体の強度に影響を及ぼすため、早めの駆除と補強が不可欠です。

□まとめ

家の安全性を守るためには、床下基礎の重要性を理解し、適切な補強工事を行うことが必要です。
今回ご紹介した内容を参考に、家の安全を守るための一歩を踏み出しましょう。
家族を守る堅固な住まいを維持するために、今日からできることを始めてみてはいかがでしょうか。

西東京市・小平市・東久留米市周辺で住宅の耐震工事にご興味のある方は、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。

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