耐震コラム

耐震の仕組みとは? 耐震工事をする目安についても解説!

地震はいつ発生するか分からないため、早めに地震対策を取っておくことが重要です。
今回は、耐震・制震・免震についてと耐震補強工事を検討する目安について解説します。
仕組みから、耐震について理解して、家の耐震性を高めましょう。

□仕組みから理解しよう!耐震・制震・免震について

*耐震

耐震とは、建物自体の構造を強化して、地震の揺れに耐えうるようにする対策です。
具体的には、耐力壁を追加したり、建物の接合部を強化したりすることで、建物の耐震性を向上させます。

*制震

制震技術は、地震のエネルギーを効果的に吸収または減少させるための技術です。
ダンパーなどを使用し、建物内に設置されたこれらの装置が地震の揺れを吸収し抑える役割を果たします。

*免震

免震による対策は、建物と地盤の間に免震装置を設置し、地震の揺れが直接建物に伝わるのを防ぐ技術です。
この装置により、建物自体の揺れが著しく減少し、建物内部での人や物への影響を最小限に抑えられます。

□耐震補強工事を検討すべき5つの目安

1:築年数

建物の築年数は、耐震性を判断する上での重要な指標です。
特に、1981年の建築基準法改正以前(旧耐震基準)に建設された家屋は、新しい耐震基準を満たしていない可能性が高いため、耐震診断を受けることをおすすめします。

2:壁面積

壁が少ない、または大きな開口部が多い住宅は、地震の際に十分な強度を発揮できないリスクがあります。
リビングに大窓がある家や、1階がガレージで壁面積が不足している住宅は、特に構造的な弱点が生じやすいため、壁面の割合や配置に注意を払い、必要に応じて補強を検討する必要があります。

3:地盤

家が建てられている地盤の質も、耐震性においては無視できない要素です。
特に、埋立地や水辺に近いエリアでは、地盤が弱く、地震による影響を受けやすい傾向にあります。

4:吹き抜けの有無

吹き抜けのある住宅は、その開放的な空間が魅力的ですが、耐震性の観点では弱点です。
壁や柱を減らすことで空間を確保しているため、構造的に不利となり、特に横揺れに対して脆弱になる可能性があるのです。
吹き抜けの設計を含めて家全体のバランスを考慮し、必要であれば補強工事をすることを検討しましょう。

5:耐震診断の結果

専門家による耐震診断を受け、その結果をもとに適切な対策を講じることが最も重要です。
耐震診断では、建物の内外を調査し、その結果に基づいて必要な耐震補強工事の提案がされます。

□まとめ

家族を守るためには、自宅の耐震対策をしっかりと行うことが大切です。
耐震・制震・免震の違いを仕組みから理解し、自宅に最適な対策を講じることで、安全で安心な住環境を実現しましょう。

また、耐震診断を行い、必要に応じた補強を行うことが大切です。
西東京市・小平市・東久留米市周辺で木造住宅にお住まいの方は、ぜひ当社に耐震補強工事をおまかせください。

耐震診断、補強設計、工事見積り、公的助成金の申請・手続き、全て無料で行います。

投稿者プロフィール

鈴木 芳邦
「鈴木住研」では、これまでに300棟以上の木造住宅の耐震診断を行ってきました。
経験豊富な東京都登録の耐震診断技術者(建築士)が責任を持って耐震診断を行なっております。
また、創業より60余年木造住宅を造り続けてきた工務店の高い技術力・施工力で、精度の高い、補強工事も行なっております。
アフターメンテナンスを欠かさず、社員や協力会社と共に、お客様のご家族と住まいを長期にわたり見守り続けます。
ぜひ安心して相談ください。

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