耐震コラム
木造の耐震補強!安心できる家にするためのステップをご紹介!
家を長持ちさせるためには、その構造が安全であることが重要です。
特に日本のように地震が頻繁に発生する地域では、家の耐震性を向上させることが急務となります。
そこで今回は、木造住宅の耐震性の重要性と、木造の耐震補強に向けた具体的なステップについて解説します。
□木造の耐震補強が必要な木造住宅の特長
1981年以前に建設された木造住宅は、現代の建築基準に比べて耐震性が低い傾向にあります。
耐震補強が特に必要とされるのは、以下のような特徴を持つ住宅です。
1:南側に開口部が多い木造住宅
開口部が多いと、その部分に必要な壁が設けられていないため、構造的な強度が低下します。
特に地震の際には、建物の四隅に壁が存在しないと、構造の歪みや倒壊のリスクが高まってしまいます。
2:外壁や基礎にひび割れがある木造住宅
外壁や基礎のひび割れは、建物の基本的な強度を損なう重要な兆候です。
これらの損傷が見られる場合、早急に補強が必要です。
3:地盤の問題を抱える木造住宅
液状化リスクのある地域に位置する住宅や、地盤が不安定な場所に建てられた住宅は、地震時に大きなダメージを受けやすいです。
これらのリスクを減らすためには、基礎の強化が必要です。
□実践的な木造の耐震リフォーム手法
木造住宅の耐震性を向上させるためには、以下のようなリフォーム手法が効果的です。
1:基礎の補修・補強
基礎は家の土台となる部分で、ここが弱いと全体の構造安定性に影響します。
エポキシ樹脂を注入してひび割れを補修したり、鉄板や炭素繊維で補強したりする方法があります。
2:壁や構造の補強
家全体の耐震性を高めるためには、壁の数量や配置を適切にすることが重要です。
特に、筋交い・構造用合板などを用いて壁の耐力を向上させる工事が効果的です。
3:屋根の軽量化
重たい屋根は、地震の際に大きな負荷がかかりやすくなります。
和瓦のような重い材料を軽量瓦や金属屋根に交換することで、建物の揺れやすさを軽減できます。
4:地域ごとの補助制度の活用
多くの自治体では、耐震リフォームを行う際に補助金が提供されています。
これを利用することで、費用の負担を軽減しつつ、家の安全性を向上させられます。
□まとめ
家の耐震性を高めることは、家族を守るために非常に重要です。
特に1981年以前に建てられた木造住宅においては、耐震補強の必要性が高いため、上記で解説したような具体的なステップを踏むことが勧められます。
自治体の支援を受けながら、安心できる住環境を整えましょう。
西東京市・小平市・東久留米市周辺での耐震補強なら、当社にお任せください。
経験豊富なスタッフが、確実な施工を行います。
投稿者プロフィール
-
「鈴木住研」では、これまでに300棟以上の木造住宅の耐震診断を行ってきました。
経験豊富な東京都登録の耐震診断技術者(建築士)が責任を持って耐震診断を行なっております。
また、創業より60余年木造住宅を造り続けてきた工務店の高い技術力・施工力で、精度の高い、補強工事も行なっております。
アフターメンテナンスを欠かさず、社員や協力会社と共に、お客様のご家族と住まいを長期にわたり見守り続けます。
ぜひ安心して相談ください。