耐震コラム

地震の震源の深さが関係する?震源が浅い地震と深い地震の違いを解説

地震のニュースを見聞きする際に、「震源の深さ」という言葉が耳に入ってくることはありませんか。
震源の深さは、地震の発生場所を示す重要な指標の1つですが、それが地震の揺れ方にどう影響するのか、具体的に理解している人は少ないかもしれません。
そこで今回は、震源の深さが地震の揺れ方に与える影響について解説していきます。

□震源の深さが地震の揺れ方に与える影響

地震の震源の深さは、地震の揺れ方に大きく影響を与えます。

震源が浅い地震は、地面に近い場所で発生するため、強い揺れが発生します。
しかし、揺れが遠くまで伝わりにくいという特徴があります。

一方、震源が深い地震は、地下深くで発生するため、直下では揺れが穏やかです。
しかし、揺れが遠くまで伝わりやすく、広範囲にわたって影響を与える可能性があります。

例えば、阪神・淡路大震災は震源の深さが約16キロと比較的浅かったため、震源地周辺に大きな被害をもたらしました。
一方、東日本大震災は震源の深さが約24キロと、阪神・淡路大震災よりも深かったものの、巨大地震だったため、広範囲にわたって大きな被害が発生しました。

□震源の深さと地震の規模の関係

震源の深さと地震の規模は必ずしも比例するものではありません。
震源が浅い地震でも、マグニチュードが大きければ、広範囲にわたって大きな被害をもたらす可能性があります。
逆に、震源が深い地震でも、マグニチュードが小さければ、大きな被害は発生しにくいと考えられます。

大切なのは、震源の深さと地震の規模の両方を考慮して、地震に対する備えを行うことです。
自信が頻繁に起こる日本では、日頃から地震対策をすることが重要です。
地震の揺れ方を理解することで、地震に対する備えをより効果的に行いましょう。

□まとめ

震源の深さは地震の揺れ方に大きく影響を与えます。
震源が浅い地震は強い揺れが発生しますが、揺れが遠くまで伝わりにくい一方、震源が深い地震は揺れが遠くまで伝わりやすい特徴があります。
また、震源の深さと地震の規模は必ずしも比例するものではなく、地震の規模が大きければ、震源が浅くても大きな被害をもたらす可能性があります。

地震に対する備えとしては、震源の深さと地震の規模の両方を考慮することが重要です。
日頃から地震への備えをしておくことで、いざという時に冷静に対処できます。

西東京市・小平市・東久留米市周辺で住宅の耐震性を高めたいとお考えの方は、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。

投稿者プロフィール

鈴木 芳邦
「鈴木住研」では、これまでに300棟以上の木造住宅の耐震診断を行ってきました。
経験豊富な東京都登録の耐震診断技術者(建築士)が責任を持って耐震診断を行なっております。
また、創業より60余年木造住宅を造り続けてきた工務店の高い技術力・施工力で、精度の高い、補強工事も行なっております。
アフターメンテナンスを欠かさず、社員や協力会社と共に、お客様のご家族と住まいを長期にわたり見守り続けます。
ぜひ安心して相談ください。

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