耐震コラム

日本家屋耐震補強は必要?補強工事の費用や流れ、補助金も解説

築年数の経った木造住宅に住む方は、地震への不安を抱えているのではないでしょうか。
「いつ来るかわからない地震に備えたいけど、耐震補強って費用もかかるし、どこから手をつければいいのかわからない…」
そんな悩みをお持ちの方へ、今回は日本家屋の耐震補強について詳しく解説します。
地震に対する不安を解消し、安心して暮らせるようにするための具体的な対策を提示します。

□日本家屋耐震補強が必要な理由

地震はいつ起こるか予測できません。
特に、日本のように地震が多い国では、耐震対策は非常に重要です。
しかし、古い木造住宅は、現在の耐震基準を満たしていない場合が多く、地震発生時に大きな被害を受けるリスクがあります。

1: 具体的には、1981年(昭和56年)5月31日以前に建築確認を受けた木造住宅は、旧耐震基準で建てられているため、耐震性が低い可能性があります。

2: このような古い木造住宅は、地震によって倒壊したり、大きな被害を受けたりする可能性が高いため、耐震補強が必要となります。

3: 耐震補強が必要な具体的な特徴としては、

・南側に開口部が連続し、建物の四隅に壁がない
・外壁や基礎部分に比較的大きなひび割れがある
・地盤が悪い(液状化など)地域に立つ
・柱や壁の垂直度、床の水平度に問題がある
・平面の形が複雑
・瓦屋根(土葺き)や土壁で塗られた
・柱のサイズが12cm×12cm以下の古民家

などがあげられます。

□日本家屋耐震補強工事の費用と流れ

耐震補強工事は、家の構造や補強方法によって費用が大きく変わります。

1: 一般的に、耐震診断費用は数十万円から、補強工事費用は数百万円から数千万円かかる場合もあります。

2: 具体的な費用は、専門会社に診断を依頼して見積もりを取ることが必要です。

3: 耐震補強工事の流れは以下の通りです。

・耐震診断
・補強計画
・工事請負契約
・工事実施
・完了検査

4: 耐震補強工事には、国や自治体から補助金が支給される場合があります。

・補助金の金額や条件は、地域や住宅の状況によって異なります。
・お住まいの地域の自治体に問い合わせて、詳細を確認しましょう。

□まとめ

今回は、日本家屋の耐震補強の必要性、費用、流れ、補助金について解説しました。
地震への不安を解消し、安心して暮らせるようにするためには、耐震補強が重要です。
耐震補強を検討する際には、専門会社に相談して、適切な診断と補強計画を立てましょう。
補助金制度を活用することで、費用を抑えることも可能です。
ご自宅の状況に合わせて、適切な耐震対策を行い、安全な住まいを実現しましょう。

当社は、創業より60余年木造住宅を造り続けてきた工務店の高い技術力・施工力で、精度の高い、補強工事も行なっております。 西東京市・小平市・東久留米市周辺で、耐震補強をお考えの方はお気軽にご相談ください。

投稿者プロフィール

鈴木 芳邦
「鈴木住研」では、これまでに300棟以上の木造住宅の耐震診断を行ってきました。
経験豊富な東京都登録の耐震診断技術者(建築士)が責任を持って耐震診断を行なっております。
また、創業より60余年木造住宅を造り続けてきた工務店の高い技術力・施工力で、精度の高い、補強工事も行なっております。
アフターメンテナンスを欠かさず、社員や協力会社と共に、お客様のご家族と住まいを長期にわたり見守り続けます。
ぜひ安心して相談ください。

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