耐震コラム

耐震工事・基礎補強で安心の住まいを手に入れる!

地震はいつ起こるか分かりません。
大切なご自宅を守るためには、日ごろからの地震対策が不可欠です。
その中でも、建物の基礎は地震の揺れを支える重要な役割を担っています。
今回は、耐震工事、特に基礎補強について解説します。
基礎の重要性から具体的な工法、費用まで、分かりやすくご紹介します。

耐震工事・基礎の重要性と補強の必要性

老朽化した基礎の危険性

老朽化した基礎は、地震による被害を受けやすくなります。
経年劣化によるひび割れや、不同沈下による傾斜は、基礎の強度を著しく低下させ、地震発生時に倒壊のリスクを高めます。
特に、昭和50年代以前の建築基準法で建てられた住宅は、現在の基準に比べて耐震性が低い場合が多く、注意が必要です。
基礎のひび割れは、見た目だけでなく、建物の構造的な問題につながる可能性があるため、早めの点検と補強が重要です。

地震に対する基礎の役割

基礎は、建物を支える土台であり、地震の際に建物の重量と揺れのエネルギーを地盤に伝える重要な役割を担っています。
強固な基礎は、地震の揺れを吸収し、建物の倒壊を防ぐために不可欠です。
基礎の耐震性が低いと、地震の際に大きな力がかかり、建物全体に深刻な被害をもたらす可能性があります。
そのため、地震対策において基礎の補強は非常に重要です。

耐震工事・基礎補強の種類と費用

一般的な基礎補強工法

1:増し打ち工法

既存の基礎に新たなコンクリートを打ち込むことで、基礎の強度を高める工法です。
費用は高額ですが、効果も大きいため、多くの場合、最も確実な方法とされています。

2:繊維シート工法

炭素繊維シートやアラミド繊維シートを基礎の表面に貼り付けることで、耐震性を向上させる工法です。
増し打ち工法に比べて費用を抑えられますが、補強効果は劣る可能性があります。

3:注入工法

基礎のひび割れに樹脂を注入して補修する工法です。
ひび割れの拡大防止に有効ですが、基礎の強度を根本的に向上させる効果は限定的です。

4:アンカーボルト増設工法

基礎と建物を繋ぐアンカーボルトを増設することで、地震時のずれを防ぎます。
既存のアンカーボルトが不足している場合などに有効です。

まとめ

地震対策は、安心安全な暮らしを守る上で非常に重要な要素です。
特に、建物の基礎は地震の揺れに直接対峙するため、その強度を高めることは不可欠です。
今回ご紹介した基礎補強工事の種類などを参考に、ご自身の家の状況に合わせた適切な対策を検討してみてください。

専門業者への相談も有効です。
早めの対策が、将来の安心につながります。
地震はいつ起こるか分からない災害だからこそ、日ごろからの備えが大切です。

当社は、診断から工事、監視まで全て一貫して行っており、信頼の実績もございます。
助成金などのお悩みも解決しますので、西東京市・小平市・東久留米市周辺で耐震工事に興味がある方は、お気軽にご連絡ください。

投稿者プロフィール

鈴木 芳邦
「鈴木住研」では、これまでに300棟以上の木造住宅の耐震診断を行ってきました。
経験豊富な東京都登録の耐震診断技術者(建築士)が責任を持って耐震診断を行なっております。
また、創業より60余年木造住宅を造り続けてきた工務店の高い技術力・施工力で、精度の高い、補強工事も行なっております。
アフターメンテナンスを欠かさず、社員や協力会社と共に、お客様のご家族と住まいを長期にわたり見守り続けます。
ぜひ安心して相談ください。

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