耐震コラム

耐震工事前に知っておきたい!木造住宅のアスベスト対策

木造住宅の耐震補強工事は、地震に対する備えとして非常に重要です。
しかし、古い木造住宅では、耐震補強工事と同時にアスベスト問題にも対処する必要がある場合があります。
アスベストは、かつて建材として広く使用されていましたが、健康被害が明らかになり、現在では使用が規制されています。
築年数の古い木造住宅では、アスベスト含有建材が使われている可能性が高いため、耐震補強工事の前にアスベストの有無を調査することが不可欠です。
今回は、木造住宅の耐震工事とアスベスト問題について、調査方法、費用、補助金制度などを分かりやすく解説します。

木造住宅の耐震工事とアスベスト問題

築年数とアスベスト含有の可能性

1970年代から1990年代にかけて建築された木造住宅では、断熱材や耐火材としてアスベストが使用されている可能性が高いです。
アスベストの使用は2006年9月に全面禁止されましたが、それ以前の建物にはアスベストが含まれているケースが多くあります。
築年数だけでなく、建物の設計図書や施工会社への問い合わせなども行うことで、アスベスト含有の可能性をより正確に判断できます。
特に、天井裏や壁、屋根などに吹き付けられた断熱材は、アスベストが含まれている可能性が高いので注意が必要です。

アスベストが発見された場合の対応

アスベストが発見された場合、まずは飛散防止対策が重要です。
アスベストは、劣化や損傷によって繊維が空気中に飛散し、健康被害を引き起こす可能性があります。
そのため、アスベスト含有建材をむやみに触ったり、壊したりしないように注意が必要です。
専門会社に調査・除去を依頼する必要があります。
作業は、適切な防護服や空気清浄機などを用いて行われ、アスベストの飛散を防ぎながら安全に除去されます。

木造住宅の耐震工事におけるアスベスト調査の重要性

耐震補強工事を行う前にアスベスト調査を行うことは、作業員の健康と安全を守る上で非常に重要です。
アスベストの飛散を防止し、作業環境を安全に保つために、専門会社による事前調査が必須となります。
調査によりアスベストの有無や含有量を把握することで、適切な対策を講じることができ、工事の安全性を確保し、工期の遅延や追加費用発生のリスクを軽減することができます。

アスベスト調査の方法と費用

アスベスト調査は、専門の調査機関に依頼します。
調査方法は、目視検査、材料採取による分析などがあります。
費用は、建物の規模や調査範囲によって異なりますが、数万円から数十万円程度です。
多くの地方自治体では、アスベスト調査費用に対する補助金制度がありますので、活用することで費用負担を軽減できます。

アスベスト除去費用と補助金制度

アスベスト除去費用は、アスベストの種類、量、施工場所、施工方法などによって大きく変動します。
㎡あたり数万円から数十万円程度と高額になることが多いため、事前に費用を正確に見積もることが重要です。
アスベスト除去工事についても、多くの地方自治体で補助金制度が設けられています。
補助金の支給額や申請方法などは自治体によって異なりますので、事前に確認が必要です。

耐震工事におけるアスベスト対策の費用と手続き

アスベスト調査費用

アスベスト調査費用は、建物の規模や調査範囲によって異なりますが、数万円から数十万円程度です。
調査費用は、調査対象となる面積や、分析が必要な試料の数などによって変動します。

アスベスト除去費用

アスベスト除去費用は、アスベストの種類、量、劣化状況、施工場所、施工方法などによって大きく異なります。
㎡あたり数万円から数十万円程度と高額になる可能性があり、事前に正確な見積もりを取る必要があります。

補助金制度の活用方法

アスベスト調査・除去費用に対する補助金制度は、多くの地方自治体で実施されています。
補助金を受けるためには、自治体の要件を満たす必要があり、申請手続きが必要です。
補助金の申請は、工事着工前に済ませておくことが重要です。

耐震工事とアスベスト対策の全体費用とスケジュール

耐震工事とアスベスト対策の全体費用は、建物の規模、状態、アスベストの有無、除去の必要性などによって大きく異なります。
そのため、事前に会社から費用とスケジュールについて検討することが大切です。
アスベスト対策が必要な場合は、耐震工事よりも先にアスベスト調査・除去を行う必要があるため、工期に余裕を持つことが重要です。

まとめ

木造住宅の耐震補強工事では、アスベスト問題への対応が不可欠です。
築年数の古い住宅ではアスベスト含有建材の可能性が高いため、事前に専門会社による調査が必要です。
アスベストが発見された場合は、飛散防止対策を講じ、専門会社に除去を依頼する必要があります。
アスベスト調査・除去には費用がかかりますが、多くの自治体で補助金制度が利用できます。
耐震工事とアスベスト対策を同時に行う場合、全体費用とスケジュールを綿密に計画することが重要です。
専門会社に相談し、適切な対策を行うことで、安全で安心な住まいを実現しましょう。

当社では、木造住宅の耐震診断や補強を承っております。
西東京市・小平市・東久留米市周辺で木造住宅の耐震診断でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

中古住宅を購入する方必見!!

投稿者プロフィール

鈴木 芳邦
「鈴木住研」では、これまでに300棟以上の木造住宅の耐震診断を行ってきました。
経験豊富な東京都登録の耐震診断技術者(建築士)が責任を持って耐震診断を行なっております。
また、創業より60余年木造住宅を造り続けてきた工務店の高い技術力・施工力で、精度の高い、補強工事も行なっております。
アフターメンテナンスを欠かさず、社員や協力会社と共に、お客様のご家族と住まいを長期にわたり見守り続けます。
ぜひ安心して相談ください。

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