耐震コラム
最低限の地震への備え!木造住宅向け防災対策と心構え

木造住宅は、地震に対して脆弱な面を持つため、適切な備えが不可欠です。
今回は、地震発生時の適切な行動、最低限必要な防災グッズ、木造住宅特有の危険とその対策、備蓄の考え方などを解説することで、地震への備えをより実践的に行えるようサポートします。
最低限の地震への備え!木造住宅向け防災ガイド
地震発生時の行動手順
地震発生時は、まず身の安全を確保することが最優先です。
揺れが収まるまで、机の下などに隠れ、頭部を保護しましょう。
揺れが収まったら、火の始末を確認し、安全を確認しながら屋外へ避難します。
避難経路を事前に確認し、家族と合流するための場所を決めておくことが大切です。
木造住宅では、倒壊や火災の危険性が高いことを念頭に、迅速な避難を心がけましょう。
最低限必要な防災グッズリスト
防災グッズは、持ち出し用と備蓄用に分類して準備しましょう。
持ち出し用は、地震発生直後に持ち出せるよう、リュックサックなどにまとめて、普段から手の届く場所に置いておきます。
最低限必要なものは、飲料水、非常食(カロリーメイトや乾パンなど)、懐中電灯(予備電池付き)、ラジオ、携帯電話と充電器、救急用品(絆創膏、消毒液など)、現金、貴重品のコピー、着替え、タオルです。
家族構成や状況に応じて、生理用品、おむつ、ミルク、離乳食なども必要に応じて追加しましょう。
木造住宅特有の危険と備え
木造住宅は、地震による倒壊や火災のリスクが高いです。
家具の転倒防止のため、家具を壁に固定したり、重いものは低い位置に置くなど工夫しましょう。
また、耐震補強工事なども検討すると良いでしょう。
火災対策として、消火器や防災頭巾を準備し、その使用方法を家族で確認しておきましょう。
さらに、避難経路を確保し、普段から通れるようにしておくことも重要です。
備蓄の基本とローリングストック法
備蓄の基本は、最低3日分の水と食料を確保することです。
しかし、大量に備蓄するのは保管場所や賞味期限の問題があります。
そこで有効なのがローリングストック法です。
普段から消費する食料品を少し多めに買い置きし、消費したら補充するだけで、常に一定量の備蓄を維持できます。
この方法は、食料だけでなく、水、トイレットペーパー、電池などにも応用できます。
安否確認方法と避難計画
地震発生時は、家族の安否確認が重要です。
事前に連絡方法(災害用伝言ダイヤルなど)や集合場所を決めておきましょう。
避難計画では、避難経路、避難場所、避難方法などを家族で話し合い、確認しておきます。
特に木造住宅の場合、避難経路が確保できるか、避難場所が安全かなどを確認することが重要です。

地震への備え 長期的な視点と心構え
防災グッズの定期点検と見直し
備蓄している防災グッズは、定期的に点検し、賞味期限切れや劣化がないか確認しましょう。
必要に応じて、新しいものと交換します。
また、家族の状況の変化に合わせて、防災グッズの内容を見直すことも大切です。
家族で話し合う防災計画
地震への備えは、家族全員で共有することが重要です。
避難場所、避難経路、連絡方法、役割分担などを家族で話し合い、計画を立てましょう。
定期的に見直し、更新することで、より効果的な防災対策となります。
地域防災情報の入手方法
自治体から提供されるハザードマップや防災情報を事前に確認し、自分の住んでいる地域のリスクを理解しておきましょう。
また、地域の防災組織に参加したり、近隣住民と情報交換したりすることも重要です。
精神的な備えと災害後の生活
地震は、精神的な負担も大きい災害です。
事前に災害時の心構えを家族で話し合ったり、ストレスを軽減するための方法を学んでおくことで、災害への備えをより万全なものにすることができます。
災害後の生活についても、復旧までの期間や必要な物資などを想定し、心構えをしておきましょう。
まとめ
今回は、木造住宅に住む人を対象に、地震への備えについて解説しました。
地震発生時の行動、最低限必要な防災グッズ、木造住宅特有の危険と対策、備蓄の考え方、安否確認方法、避難計画、長期的な視点と心構えについて、具体的な内容を説明しました。
これらの情報を参考に、ご自身の状況に合わせた地震への備えを万全にしてください。
常に備えを更新し、家族で共有することで、災害に備えることができます。
安心安全な生活を守るために、継続的な取り組みが重要です。
木造住宅特有の危険性を理解し、適切な対策を行うことで、災害時のリスクを軽減することができます。
備蓄はローリングストック法を活用し、賞味期限管理にも注意しましょう。
家族としっかり話し合い、避難計画を立て、いざという時に慌てずに対応できるように準備しておきましょう。
当社では、木造住宅の耐震診断・補強を承っております。
西東京市・小平市・東久留米市周辺で木造住宅の耐震診断でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
投稿者プロフィール

-
「鈴木住研」では、これまでに300棟以上の木造住宅の耐震診断を行ってきました。
経験豊富な東京都登録の耐震診断技術者(建築士)が責任を持って耐震診断を行なっております。
また、創業より60余年木造住宅を造り続けてきた工務店の高い技術力・施工力で、精度の高い、補強工事も行なっております。
アフターメンテナンスを欠かさず、社員や協力会社と共に、お客様のご家族と住まいを長期にわたり見守り続けます。
ぜひ安心して相談ください。