耐震コラム
“震度6弱”ってどんな揺れ?
6月18日(月)午前7時58分 大阪府北部で「震度6弱」を観測する地震が発生しました。
ブロック塀や民家の塀、本棚などの下敷きになるなど、小学4年生の女の子を含む5人の方の尊い命が地震の犠牲になってしまいました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
「震度6弱」とはどんな揺れなのか?どんな感じなのか?
同じ地域の内でも居る場所によって違うのでしょうが、
「めっちゃ揺れた」
「死ぬかと思った」
「こんな強い地震は初めてで、怖かった」
「高速道路で車の運転中だった、車がひっくり返るのではないかと思うぐらい揺れた」などの不安の声を聞くと、体験された方でないとわからないほどの強い、想像以上に恐怖を伴う激しい揺れなのだと思います。
ただ、これでも震度6弱(震度5.5~6.0)であり、地震の規模を表すマグニチュードは(M)6.1=中地震に分類されます。
あの阪神淡路大震災や熊本地震の2度目では(M)7.3なので地震の規模はそのおよそ60分の1でしかありません。
※マグニチュード=地震の規模(地震そのもののエネルギーの強さ)は0.2増えるとその規模が倍になります。
したがって1増えると32倍、2増えると32倍の32倍なので1024倍となります。
ここでは、(M)7.3-(M)6.1=1.2増えていることになるので64倍(64分の1)となります。
体験したくはありませんが、大地震の発生確率は高く、政府は甚大な被害が想定される、南海トラフ巨大地震について、来年1月時点での30年以内の発生確率を、現在の「70%程度」から「70%~80%」に引き上げることを決定したそうです。
30年以内とは今日であってもおかしくありません。
切迫している巨大地震に対して、私たちの出来ることは、いや、やらなくてはいけないことは、、、
防災に関心を持ち、いつ起きてもいいように”備える”ことだと思います。
あなたは備えてますか?
巨大地震が起きても大丈夫ですか?